証し 岩崎英子



  • 2022/01/30

聖書を学ぶことの祝福・ガラテヤ人への手紙から教えられた大切なこと


広島平和教会 責任役員 岩崎英子

神の前に静まり、導きを求めることの大切さ

「御霊によって歩みなさい」ガラテヤ5:16

この御言葉から、キリストの内住により聖霊が私たちの内に与えられ、その御霊に依り頼 む習慣を身に着けることが大切であると教えられる。なぜなら、御霊の働きは自動的に開 始するのではない。私達が御霊に依り頼むまでは開始されない。この御霊に依り頼む習慣 を身に着けることは時間がかかる。
なので、静まって御霊の導きを求めるコミュニケーションラインを維持することが重要で ある。

聖霊の声を聞き逃すことのないよう、瞬間瞬間で繋がれるためには日々のデボーションが 必要である。聖霊との交信によって霊的に危険な状態であることを察知し、誘惑に陥る前 に危険信号がともっていることに気づかされる。そうでなければ私たちはいとも容易く、 誘惑に引き込まれてしまう危険性がある。



息をするがごとく祈り、神により頼むことの大切さ

ある番組で、長崎の五島列島のお年を召されたクリスチャンの方が、みんな口をそろえて、 毎日祈りのない生活はありえない、とおっしゃってたのが忘れられない。もう一つ忘れら れない光景があって、長崎の原爆で被災された悲惨な状況の中、教会らしきところに数人 の方が集まり、祈りをささげていらした。その光景を撮っていたアメリカの軍事関係者の 人がこう言われていた。この人たちは、この惨状に神を恨み、憎むこともなく、祈りをさ さげている。これを見たアメリカの撮影者はその後、原子爆弾を落としたことは間違いで あったと気づかされたと。
毎日、どんな時も、瞬間瞬間、息をするがごとく祈ることで、どれだけ私達の霊性が神様 に守られ導かれているか教えられる。



神にすべての主導権を明け渡すことの大切さ

ガラテヤ人への手紙の講解メッセージの中で、中川先生が、私たちの魂をめぐってキリス トとサタンが争っている。それほど私たちの魂は貴重であるとおっしゃっていて、そのこ とに関連して自分の内にある二つの性質の葛藤を教えてくださった。
私たちの内に二つの性質が宿っていることで、内的葛藤がある。古い罪に仕える性質と新 しく聖さ、義に仕える性質が同居している。神様は私たちが新生してから直ちにこの古い 性質を取り除かれないのは、常に私たちが御霊に依り頼むことの恵みを自覚するためであ り、古い性質がすべて取り除かれるのは栄化のときである。内面を自己吟味し、二つの性 質の葛藤があるかどうかは、永遠の運命にかかわる大事なチェックポイントでもある。 キリストの栄光を心より願っていること、聖霊に導かれている人の願いはこれに尽きる。 聖霊にすべての主導権を明け渡したとき、無自覚にキリストの栄光の道を歩むようになる。 この喜びは、キリスト者だけのものである。更に御霊に導かれ歩んだその先に、古い性質 の肉の行いとは真逆の御霊の実が実る。

自分の中の古い性質に支配されていると獲得できないものであり、聖霊に依り頼み、「どう か私をあらゆる束縛から解放してください」という祈りによって、キリストにある自由を 得、御霊の実をいただいて歩むことこそ、神様が求めておられることだと思わされた。

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